腱鞘炎 治療法

腱鞘炎の治療法

腱鞘炎になるきっかけは人それぞれです。仕事上のキーボードの打ちすぎ、学生さんでは音楽部での楽器の使いすぎ、 それからお母さんなどでは育児により発症する例もあります。

治療法としては「湿布を貼る」程度のことしかありませんが、医師によっては手術を勧めるケースもあります。 これまでの例を見る限りでは「湿布を貼る」はあまり効果がないことのほうが多いようです。また手術に関しては、手術を したことで逆に悪化した例もありますので安易に決断はしないほうがよいようです。

この病気は腱と「腱を包んでいる腱鞘」との間のすべりが悪くなることでその際に痛みや腫れの症状が引き起こします。この 病気には「ばね指」と呼ばれる症状がありますが、「ばね指」とは手の指が曲がったままになってしまい無理に伸ばすときに 「バキッ」と音がして弾かれたように伸びる症状です。このような症状を感じたら前兆と考えて差し支えないでしょう。

この病気は手や指などの酷使が原因ですので、普通に考えるなら「手や指に関連した仕事・趣味の人」に発症すると思われ がちですが、実際はそれ以外の方でも発症する例があります。また、腱鞘炎の統計をとりますと男性より女性のほうが多く なっています。 冒頭に書きましたように腱鞘炎の確たる治療法はまだ見つかっていません。できるだけ酷使することを避け痛みと仲良く付き 合いながら生活することが必要です。ストレスをためないことも治療法の大切な要素です。

腱鞘炎の予防法

腱鞘炎は一度発症してしまうと慢性化して中々完治が難しいと言われています。発症の原因は千差万別でギター などの楽器の使いすぎやキーボードの打ちすぎ、お子さんがいるお母さんでは赤ちゃんを抱くことにより発症することも あります。

現在の医療では「必ず治る」という治療法はまだ発見されておらず「できるだけ使わない」ことが主な対処法のようです。 この病気は腱と腱鞘の摩擦によって生じる痛みですが、人によっては痛みだけでなく「しびれる」「力が入らない」などと いった症状もあります。

こうした症状は日常生活をするうえでもとても辛いものです。完治しづらい病気ですのでやはり発症する前に対処する ことが大切です。つまり予防法を行うことによってこの病気にかからないようにするのです。 例えば、パソコンを過度に使うことによる痛みの場合は椅子の高さを適切な高さに調節するとか、マウスを使う際に手首 にクッションを置くなどすると予防になります。お母さんであるなら、いつも右手で抱っこしていたのを左手に変えたりする ことも有効です。 やはり大切なのは痛い部位の「使う回数を減らす」ことと「負担を減らす」ことです。 腱鞘炎は腱が過度に酷使され破壊される寸前の状態ですから「過度」をできるだけ「適度」に変えることが大切です。 もし、少しでも手の痛みやしびれを感じたなら腱鞘炎を疑いましょう。そして予防法を実行してください。

冒頭に書きました ようにこの病気には確実な治療法はないのですから発症する前に予防法を行うことが一番の治療法です。"