腱鞘炎 治療法

腱鞘炎にはテーピング

腱鞘炎は慢性化しやすく確実な治療法も見つかっていません。病院に行ったとしても湿布薬をもらうか、「安静にしてください」 と言われる程度ではないでしょうか。 このように完治が難しいと言われている病気ですが、最近はテーピングによる治療法が注目されています。

テーピングのコツ

皆さんも、スポーツ選手が貼っている肌色のテープを見たことがあると思います。お相撲の世界でも関取さんたちが肩や首 などに貼っているのをテレビで見かけることがあります。

あの映像を見ますと、「テープで固定している」と思いがちですが、実際は「固定する」わけではありません。 あのテープの目的は「関節が最も楽な状態で貼る」ことにより「皮膚の緊張状態の情報を騙す」ことです。仮に「固定させてしまう」 なら逆に「動かしにくく」なり筋肉が痩せて症状を悪化させていまいます。

テーピングの基本は「関節が痛みを感じないリラックスさせた筋肉の状態」で稼動範囲を広げることです。これにより関節炎で 痛む筋肉の強張りや関節そのものの動きを改善する効果があります。この効果がスポーツ選手に認められいろいろな業界で利用 されています。 その効果を腱鞘炎に利用することが注目を集めています。

腱鞘炎は指や手を酷使することが原因ですが、その痛みからくる緊張を 悪化させないためにこの治療法が利用されています。 ただし、この治療法は基本を守ることが大切です。ただ闇雲にテープを貼っても効果は得られません。この治療法の原理を知り基本を守ることがテーピングの最も大切な要件です。