腱鞘炎になってしまった場合は治療法が、再発を防ぐには腱鞘炎の予防法が必要です。
腱鞘炎の症状と原因をしっかりと理解しましょう。
最近では見かけなくなりましたが、昔はスーパーのレジに手首に包帯を巻いている若い女性がいました。あの方たちは腱鞘 炎にかかっていたのでした。 現在のレジはバーコードで金額を計算していますが、昔のレジは全て手で数字を打ち込んでいました。
手首を過酷に使いすぎ ると手首がしびれ動かなくなることがあります。これが腱鞘炎の症状です。その痛さは経験者でないとわかりません。 人間は筋肉を使って関節を動かしていますが、その筋肉の両端を腱と言います。そして腱は腱鞘という筒状の中を通っている のですが、過酷に使うことで腱と腱鞘が炎症を起こします。これが原因です。
腱鞘炎で有名な病名には「ばね指」と「デケルバン」がありますが、前者は手指の全ての指に起こり得ますが、後者は手首の 親指側に起こります。レジの女性の病名も「デケルバン」です。
この病気は手や指の使いすぎによるものがほとんどですが、たまに細菌が腱鞘内に入ることによって起きることもあります。 また、リウマチなどにより腱鞘が炎症を起こすこともありますが、そういうときに大切なことは患部を安静にしておくことです。
腱鞘炎は症状により進行度合い知ることができます。例えば患部が熱く感じたりかゆくなったり腫れぼったい感じではレベル2 などと言います。最高ではレベル6ですが、ここまでくるとなにもしていなくても、テレビを見ているだけでも痛く汗がでる こともあります。 医者に行っても理解されないことも多く、レベル5くらいの症状に進行していないと中々認めてもらえません。
腱鞘炎の治療法は安静にすること。予防法としても腕を酷使しないことにつきます。
湿布やテーピングすることでわずかに緩和しますが、治療する方法としては自然治癒となります。
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